LiCS-Re for SaaS
導入事例尼崎市立図書館様

誕生100周年を機に図書館改革に着手
尼崎市立図書館では、図書館サービスをより充実させるため、誕生100周年を契機に、市の教育委員会と図書館職員、住民の声を反映し、基本方針を作りました。新たな住民サービス向上に向けた取り組みを開始しましたが、一方で長きにわたって設備面と運営面でも課題を抱えていました。尼崎市では歴史の過程によって生じた市町村合併と居住エリアの拡大に伴い、独自かつ複雑な図書館運営を余儀なくされています。運営方針をもとに新しい図書館を目指していくにあたり、いかに円滑に業務を進めていけるようにするかが課題になっていました。
障害を機にシステムの刷新を決意。未来志向の提案を高く評価
「台風によって周囲の電線が切れ、中央図書館が3日間停電になるという事故に遭遇。システムも使えなくなり、結果的に市内の図書館、図書サービスの仕組みが機能しなくなるという事態に陥りました。
事業継続性を確保するべく、システムのクラウド化を前提に、図書館システムの刷新を決意。「LiCSーRe for SaaS」はカスタマイズをしなくても使えるためコスト面でメリットがあったこと、初めてのクラウド移行に際して他の図書館ですでに多くの導入実績があり安心感があったことが選定のポイントになりました。基本的運営方針を理解し、それに沿った内容を提案。今回を図書館DX化計画の第1段階という位置付けとし、今後第2、第3と段階的に進めていくという将来的な方向性を総合的に示してくれたことが大きかったです。
図書館カードのデジタル化で利便性向上、システムトラブルも大幅削減
図書館システムの刷新により、ホームページを含めて蔵書検索が容易になったほか、LINE連携機能や図書館アプリにより利便性が上がりました。特に図書館カードをLINEやアプリ内に収めたことで、利用者と図書室スタッフ双方にメリットが生じました。1人のアプリで家族の分をまとめて貸し借りでき、図書カードを忘れても確認作業が省けるようになりました。
システム面では、図書館システムの安定性が大きく向上し、IT管理業務が改善。今までは中央図書館が停電すれば市内全図書館・図書室のシステムが止まってしまうのが課題でしたが、新システムではその点が改善されたので、停電を伴う設備点検の予定が立てやすくなりました。年に1度の蔵書点検も、手順が簡素化されて短時間で済むようになりました。
所在地 | 兵庫県尼崎市北城内27 |
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設立 | 1920年(大正9年)1月7日 |
館長 | 安福 眞理子 |
沿革 | 大正9年に旧尼崎藩主桜井子爵家をはじめとする市民の寄付によって誕生し、兵庫県の図書館として神戸市図書館に次ぐ2番目に長い歴史を持ちます。中核をなす中央図書館は尼崎城に隣接し、市の文化的な象徴としても市民および近隣の住民に親しまれています。 |
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2024年2月現在
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丘の上から駅前に移転して来館者数が4倍に
クラウド型のシステム基盤と伴走サポートで新図書館の設計から運用までを統括的に支援
京都府の市立図書館として初めてSaaS型図書館情報サービスの利用を開始。LiCS-Re for SaaSを利用して費用の低減とサービスの向上を実現。
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